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ビットコインが史上最高値を記録!今度の暗号資産(仮想通貨)市場はどうなる?

ビットコインが史上最高値を記録!今度の暗号資産(仮想通貨)市場はどうなる?

ビットコイン市場では史上最高値の更新が続いており、活況を呈しています。その一方で、価格が乱高下する面もあり、市場の動向をよく見極めたうえでの判断が求められています。そんな暗号資産を巡る最新動向についてご紹介します。

目次

乱高下する暗号資産(仮想通貨)の情勢

2024年3月9日にビットコインが史上最高値を記録、ついに7万ドルを越えるレベルに到達しました。これまで安定して高いレベルで価格が推移する状況が続いていたわけですが、ついに大台に突破したのです。これは暗号資産(仮想通貨)の市場が活況を呈していることを示しているニュースでしょう。

このビットコインの高値に関しては、世界的な金利の低下への期待やビットコインそのものの需要増といった状況が追い風になっているとも言われています。上場投資信託(ETF)において、ビットコインの現物に対する需要が増加傾向を見せており、投資家の間で熱い視線を向けられている状況が価値の上昇をもたらしているのです。

その証拠に、最高値をつけた3月9日までの数週間の間に、数十億米ドル規模の資金がビットコインのETFに流入していると言われています。市場において巨額のお金が動いていることで、活況をもたらしているのです。

さらに3日後の3月12日は再び最高値を更新、7万2000ドルにまで到達しました。メディアでは「熱狂的な買いの状況が続いている」とも言われ、資金流入の勢いにも衰えが見られない状況です。この点に関しては「アメリカのFRBが近く利下げに踏み切るのではないか?」という動きもあり、暗号資産(仮想通貨)市場だけでなく、世界の金融状況そのものがビットコインの高値を後押ししている状況と言えます。

今後の市場の動きには要注意!

こうなると、今後も価格の上昇を見込んで買いを続けるのがよさそうに思えますが、3月15日は一転、価値が下落しました。その背景には、これまで続いていた価格の上昇と史上最高値の更新を確認したうえで、利益を確定するための売り注文が増えたことが理由として挙げられています。さらに、先述したFRBの利下げ観測が後退したことで、暗号資産(仮想通貨)への期待が薄らいだ点も理由のひとつとして指摘されています。

巨額の資金が流入し続けていると、ちょっとした状況や投資家たちの姿勢の変化で市場が動くようになります。暗号資産(仮想通貨)市場は活況を呈しているからこそ、そうしたやや不安定な状況にあるのでしょう。一般の投資家としては、こうした動きに翻弄されないように注意が必要になります。また、日本では今後利上げの動きが予想されますが、これは世界の金融市場とは逆の面もあるため、その点も注意したうえで、暗号資産(仮想通貨)市場の動向を見守っていく必要がありそうです。

上昇気流がひと段落、今後はどうなる?

2024年に入ってからも全般的に上昇傾向が続いていた暗号資産市場ですが、4月に入ってから大きな動きが見られました。右肩上がりとも言える状況だったビットコインの価格も急落、7万ドルを切ったかと思うとさらに下落、一時期は6万ドルを切る状況にまでなりました。これによって市場の上昇気流に冷水が浴びせられたような状況になりました。

これはビットコインだけの話ではなく、他の仮想通貨でも全般的に見られた状況ですが、とくにビットコインは下落幅が大きかったと言われています。多額の資金が動く市場ほど影響が大きかったと見るべきでしょう。

さらに追い打ちをかけるように、世界の経済状況が暗号資産の市場に大きな影響を及ぼす機会も増えています。FRBの利下げ観測が後退したことが価格の下落の要因になったと先ほど書きましたが、アメリカの消費者物価指数が当初のアナリストたちの予想を上回るペースで上昇したことが、暗号資産の価値の想定以上の下落を招いたとも言われています。

アメリカの景況が予想よりもよくなったことで投資家たちの利下げへの期待感が低下し、暗号資産への投資が消極的になったのが理由と考えられています。

一方で、アメリカの債務増加が投資家の暗号資産への投資欲を高めるのではないか、との意見も見られます。こちらは逆にアメリカの財政状況が不安定になることで、通貨ではなく暗号資産に投資をする動きが高まるのではないかと考えられているのです。

こうなると何が理由で価格が上昇・下落するのはわからないとも言え、なかなか個人の投資家が今後の市場動向を予想するのは難しい状況となっています。

そしてもうひとつ、2024年における暗号資産市場の大きなトピックとなっていたビットコインの半減期が4月に到来したことも挙げておくべきでしょう。当初の見込みでは半減期の到来によってさらに暗号資産へ資金が流れ込むようになる、と考えられていました。しかし今のところそうした動きは見られず、過去の半減期と比べて取引はかなり静かな状況で推移しています。

先述したメディアによる「熱狂的な買いの状況が続いている」状況はひと段落したと見てよいのでしょう。問題なのは、これからどうなるか?です。一部のアナリストの間では「しばらく続いた市場の下落&沈静化の反動が来て再び上昇気流に入る」との意見も聞かれます。

しかし一方で、ロシア・ウクライナ情勢と中東情勢の不安定化に解決の見通しが立っていないことから暗号資産市場の安定化も見込めず、今後も上下動を繰り返しつつ不安定な状態が続くだろう、との予想も多く見られます。

間違いないのは、上昇気流が続いていた状態が終了し、しばらく不安定な状況が続きそうだということでしょう。これをチャンスと見るか、リスクが多いと見るかはひとそれぞれですが、やはり今後はこれまで以上に注意しながら投資を行っていく必要がありそうです。

Nowaku(ノワク)
監修者
某ネット証券にて株式投資を始めて以来、日本株を中心に資産を運用中。2020年からは仮想通貨にも投資対象を拡大し、現在は『Cyport|サイポート』の運営代表者としてWebメディア事業に携わっています。主な投資対象は、日本株、仮想通貨、海外ETF、FX。
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