ポイントで暗号資産への投資をするメリットとデメリットを解説!

ポイントで暗号資産への投資をするメリットとデメリットを解説!

現金を口座に入れて暗号資産取引をする代わりに、クレジットカード利用や買い物で貯まるポイントを使って投資できるサービスが増えています。気軽に投資に参加できるので人気です。そのメリットとデメリットを確認し、どんな方に向いているかを解説します。

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ポイントで暗号資産取引ができるサービスが増加中

暗号資産取引は通常、暗号資産取引所に口座を開設して注文を出すことで、銘柄を売買する方法が採られます。口座には現金を入れる必要がありますし、利益を確定するにあたっても暗号資産を現金化するのが一般的です。しかし、最近はポイントで暗号資産への投資ができるサービスが増えてきています。

クレジットカード利用や買い物で貯まるポイントや、証券会社のサービス利用によって付与されるポイントで暗号資産運用ができるのです。こうしたサービスは、主に2つのタイプに分かれます。

1つは、ポイントでビットコインなどの暗号資産を購入し、利益をポイントもしくは現金に換えられるタイプです。現金での入金の代わりにポイントを使うイメージです。日頃のサービス利用で貯まっていくポイントを有効利用できますし、現金を投入することにためらいを感じている方でも元手を持てるのが特徴です。

もう1つのタイプは、疑似投資とも言えるものです。ポイントが暗号資産マーケットの値動きによって増えたり減ったりする仕組みで、実際にポイントを使って暗号資産を売買したりはしません。利用者が持っているのはあくまでもポイントであり、暗号資産の保有ではないわけです。あくまでも疑似投資で、暗号資産に実際に元手をかけるわけではないことから、より安心感が強いのが特徴です。

ポイントで暗号資産投資をするメリット

ポイントを使って暗号資産投資をするメリットとしては、やはり気軽に投資ができる点が大きいでしょう。まとまった現金を投資するというのはリスクがありますので、怖いと感じる方もいます。しかしポイントであれば、万が一損失を出しても大きな負担とならないと考えるわけです。暗号投資へのハードルを下げられるのが良いところと言えるでしょう。実際に、今まで暗号資産にまったく興味がなかった方も、いつも使っているポイントサービスで暗号資産取引ができるということが分かって、少額での購入をしたという経験を持つ方は少なくありません。

取引がとても楽になるというのも、ポイントによる暗号資産取引のメリットです。今までだと、売買をするためには特定の暗号資産取引所で口座開設をして、チャートを見ながら売買注文を入れるという作業が必要でした。いかにも投資作業という感じで、手間と時間が取られていたわけです。しかしポイント投資の場合、こうした手間がほとんどかかりません。いつも使っているポイントアプリで数回タップするだけで、簡単に暗号資産を購入できるからです。取引をするに当たっては、最初に申し込み手続きが必要となることが多いですが、それでも本人確認などの手続きはほぼ不要で、すぐに始められます。

そして、暗号資産の利用がしやすいというのもメリットでしょう。通常の取引では、利益が出た場合、一度暗号資産取引所の口座で日本円への現金化をします。その後、銀行口座へ手数料を支払って出金して利確、その後に現金を買い物などに利用する流れが一般的でした。しかし、ポイント取引は多くのサービスで、すぐに暗号資産からポイントへの交換ができるようになっています。疑似投資の場合は、そもそも暗号資産との交換自体も不要です。利益をそのままポイントとして持つことができ、買い物やカード支払い充当などに使えるわけです。よりスピーディーかつ簡単に利益の活用ができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

ポイントで暗号資産投資をするデメリット

一方で、こうしたサービスは利益率が低いというデメリットもあります。実質的に手数料が割高に設定されているのです。暗号資産取引所での売買であれば1パーセント未満の手数料しかかからないのに対して、ポイント投資だと実質的に数パーセントから十数パーセントかかることもあります。それだけ利益率が低くなってしまうわけで、トータルで見るとほとんど儲けがないこともありえます。

また、ポイント投資の場合は少額しか投資できません。そもそも何万円、何十万円分ものポイントを貯めている方は多くないので、投資できる元手が少ないのです。また、サービスによっては、さまざまな事情で購入金額の枠が小さくなっています。投資を大きくできない分、大きなリターンは期待できないでしょう。

それから、さまざまな銘柄を取引することはできないのもデメリットの1つです。たいていの場合ビットコインと、多くても2~3種類の銘柄のみとなります。もちろん、暗号資産取引で一番メジャーなビットコインだけでも十分なのですが、投資先を分散したい人にとっては心配材料となるでしょう。また、暗号資産に興味を持ち、さらにいろいろな銘柄を購入したいと思っても、ポイントでは購入できず結局暗号資産取引所に口座を開くしかないことになるわけです。

こうしたことから、ポイントで暗号資産への投資は、まずは試してみたいという方におすすめです。暗号資産がどのように値動きを見せるのか、そもそも投資とはどんなものなのかを経験するのに良い機会となるのではないでしょうか。

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Nowaku(ノワク)
監修者
某ネット証券にて株式投資を始めて以来、日本株を中心に資産を運用中。2020年からは仮想通貨にも投資対象を拡大し、現在は『Cyport|サイポート』の運営代表者としてWebメディア事業に携わっています。主な投資対象は、日本株、仮想通貨、海外ETF、FX。
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