Zaifは、フィスコインやカイカコインのようなユニークな銘柄を数多く取り扱っている点で好意的な口コミが多く見受けられる仮想通貨取引所です。全体的にユーザー数が少ないというデメリットもありますが、おおむね評判が良いのが特徴です。
Zaifとはどんな仮想通貨取引所？
Zaifとは、株式会社カイカエクスチェンジが運営している仮想通貨取引所で、販売所と取引所の形態で運営をしています。他の取引所では取り扱っていない仮想通貨の銘柄を取り扱っているという点が大きな特徴で、フィスコインやカイカコインのように、Zaifでしか取引できない銘柄も複数あります。
運営会社のカイカエクスチェンジは、CAICA Digital社を親会社とするCAICAグループの中の一つです。グループ全体では、取引所以外にも暗号資産CFDや暗号通貨の貸し出しで賃借料を得るサービスなど、仮想通貨に関連するサービスを手掛けています。
口コミや評判からわかるZaifのメリット
Zaifの口コミや評判では、多くの人がたくさんのメリットを感じています。どのようなメリットがあるのでしょうか？
1つ目のメリットは、低コストで取引ができるという点です。Zaifでは、口座を開設する際に費用は掛からず、無料で開設することが可能です。しかも、本人確認の作業を完了していれば口座を維持するための手数料や維持費などもありません。この点は、大きなメリットと言えるでしょう。
また、Zaifには取引所と販売所とがありますが、ユーザー同士がオークション形式で仮想通貨の売買取引を行う取引所では、マーケット注文をすれば取引手数料もかからないというお得なシステムとなっています。
2つ目のメリットは、取引所と販売所をどちらも使い分けられるという点です。どちらもメリットとデメリットがあるため、ユーザー自身が比較検討できます。例えば、上記のようにユーザー同士が取引を行う取引所形態では、販売所を利用する時よりも取引の際に発生するコストを抑えられるというメリットがあります。しかし、ユーザー同士の取引では、こちらが希望する条件を出してもマッチするユーザーが見つかるとは限りません。そのため、注文が成立しないかもしれないというデメリットもあります。
一方の販売所は、Zaifが保有している仮想通貨銘柄を、Zaifを相手に売買取引を行います。取引の仕組みはシンプルで分かりやすく、初心者にとっては販売所を利用するのがおすすめです。約定力が高いため、注文を入れたらかなり高い確率で購入できるという点もメリットです。しかし、販売所にもデメリットがあります。それは、スプレッドと呼ばれる取引のコストが割高になってしまうという点です。
コストを抑えるなら取引所がおすすめ、そして高い約定力でより確実に取引したいなら販売所がおすすめと言えます。
3つ目のメリットは、上記の通りユニークな銘柄を数多く取り扱っているという点です。Zaifが取り扱っている銘柄は、トータルで22種類あり、ビットコインやイーサリアム、モナコインやネムなど知名度が高い銘柄もあります。その一方で、ネクスコインやコスプレトークンなど、コアなアルトコインもあります。日本国内ではZaifでしか取り扱っていない銘柄は8種類もあり、ユニークな銘柄で取引したいユーザーにとっては、Zaifは魅力が満載の仮想通貨取引所と言えるでしょう。
これらユニークな銘柄は、マイナーな通貨であるが故の高いボラリティがあります。価格の変動が起こりやすく、ハイリスクである一方でハイリターンも期待できるという点が、大きな魅力です。
4つ目のメリットは、自動積み立て機能がついているという点です。仮想通貨で中長期の資産形成をしたい人にとっては、毎月1,000円から積み立てながら、自動的に仮想通貨を購入する自動積み立て売買投資は、大きな魅力と言えるかもしれません。この自動積み立てサービスでは「Zaifコイン積み立て」と呼ばれており、7銘柄が対象となっています。
5つ目のメリットは、自動売買サービスがあるという点です。これは、あらかじめ売買の条件を設定しておくと、自動的に指定した売買をしてくれるというものです。株やFX取り引きなどでは一般的となっているこの手法は、Zaifなら仮想通貨での取引にも適用できます。投資の機会を逃さずに自動売買してくれるという点で、忙しい人や、こまめに価格の変動をチェックできない人にとっては、大きなメリットと言えます。
6つ目のメリットは、取引しながら情報収集もできるという点です。これは仮想通貨での取引に慣れていない人にとっては大きなメリットで、暗号資産についてのノウハウや手法に関する記事やニュースを、Zaifが提供してくれています。学びながら取引をし、経験値と知識量を共にアップできます。
7つ目のメリットは、スマホのアプリが整備されているという点です。iPhoneでもアンドロイドOSのスマホでもアプリを使うことができ、いつでもどこからでもスマホがあれば価格の変動をチェックしたり、取引ができます。取引チャンスを逃すことないという点は、多くのユーザーにとって大きな魅力ではないでしょうか。
8つ目のメリットは、チャートが見やすいという点です。Zaifが採用している分析チャートには、世界的にも知名度が高く、高評価されているTrading Viewが使われています。分析指標が充実している本格的なチャートで、シンプルなデザインながらもユーザーが必要な機能を追加できるカスタマイズ性の高い設計となっている点が魅力です。初心者にとっては機能が多すぎて使いづらいと感じることがあるかもしれませんが、経験値の上昇とともに使い勝手が良くなると、口コミでも評判です。 9つ目のメリットは、X(旧Twitter)に送金できるという点です。これはソーシャルチップと呼ばれるZaif独自のサービスで、他のXユーザーに対して手数料無料で送金することができます。
口コミと評判から検証するZaifのデメリット
それでは、Zaifにはどのようなデメリットがあるのでしょうか？ユーザーの口コミや評判をまとめると、以下のようなデメリットが考えられます。
1つ目のデメリットは、ユーザー数が他の取引所と比較して少ないという点です。ユーザー数が少ないという事は、ユーザー同士がオークション形式で売買を行う取引所では、なかなか相手が見つからずに約定までに時間がかかるリスクがあります。今すぐに約定したいのに時間がかかることで、ストレスを感じるユーザーは少なくないかもしれません。
このデメリットを解消するためには、販売所と取引所を上手に使い分けるとか、取引所における取引なら、別の仮想通貨取引所を併用しながら使い分けるといった方法がおすすめです。
2つ目のデメリットは、スプレッドが広めの傾向にあるという点です。スプレッドとは売値と買値との差で、スプレッドが広ければ広いほど、売買の際に損益が大きくなりやすいという特徴があります。例えば保有している仮想通貨を手放す際には、買うときの価格よりも低くなるため、利益が目減りしたと感じたり、損失が大きくなると感じるかもしれません。
ただしスプレッドは、どのような投資商品にも存在する手数料です。売値と買値が全く同じでないことは、仕方ないと言えるでしょう。この広めのスプレッドへの対策としては、頻繁に利益を確定せずに中長期スパンで投資を行うという方法がおすすめです。スプレッドによるダメージは利益を確定する時に発生するため、中長期で銘柄を保有することで、スプレッドによる影響を受けづらい状況を作ることが安心です。
3つ目のデメリットは、サーバーが負荷に対して弱いという点が挙げられます。ユーザーが少ないため、通常はサーバーへの負荷はそれほど大きくならないのですが、価格の変動が激しい時などには多くのユーザーが同時にサーバーへアクセスするため、どうしても負荷が大きくなってしまいます。その結果、サーバーがダウンして取引ができなくなってしまう事態も起こってしまいます。この点は、今後Zaifが取り組むべき課題の一つかもしれません。
4つ目のデメリットは、出金手数料が割高という点です。Zaifでは、取引にかかる手数料は無料などリーズナブルですが、口座からユーザー自身の銀行口座へ出金する際の手数料は、若干の割高感があります。出金する金額によって手数料が異なる他、ビットコインなどの仮想通貨を送金する際の手数料などについても、他の取引所と比較すると若干高いかもしれません。
ユニークな銘柄で取引したい人におすすめ、手数料には注意
Zaifは、ユニークな仮想通貨銘柄でハイリスク・ハイリターンな取引を楽しみたいユーザーにおすすめの取引所です。出金に関しては手数料が割高というデメリットはあるものの、取引においては手数料がかからないというメリットもあるため、工夫しながらできるだけ手数料を抑えて楽しみたいものです。ソーシャルチップやコイン積み立てなど独自のサービスを展開しており、中長期向けの投資を目指すユーザーにおすすめです。