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暗号資産(仮想通貨)の価格上昇を巡る市場の動向|上手な付き合い方

暗号資産(仮想通貨)の価格上昇を巡る市場の動向について解説!

2024年に入ってから、暗号資産(仮想通貨)市場全体が上昇傾向を続けています。この状況をもたらしているのは何か、考えられる理由や現在の暗号資産市場の状況などを取り上げつつ、上昇傾向にある暗号資産市場との付き合い方について紹介します。

目次

一体何が暗号資産の価格を押し上げているのか?

2024年3月、ビットコインが最高値を更新し、ついに7万ドルを突破しました。これは2024年の年初と比べて、およそ50%もの上昇となります。わずか3ヶ月弱の間に価値が50%もアップするなど、株式や一般の通貨では考えられない話です。市場の動きが激しく、しばしば投機的な面が強いとされる暗号資産(仮想通貨)ならではの状況と言えるでしょう。これはビットコインだけの話ではなく、イーサなど他の暗号資産でも同じ状況が見られ、市場全体で活況を呈していると言えます。

どうしてこのような状況になっているのでしょうか?市場の動向や価格の上下動の真相を把握するのは簡単なことではありませんが、暗号資産に関しては「個人投資家の活発な取引が価格上昇の大きな原因のひとつ」との見解がアナリストたちの間で示されています。

個人投資家は市場の動向に敏感で、市場が上昇傾向にあればどんどん積極的にしかけ、逆に下落傾向にあれば利益の確保のために守りに入る、といった活発な動きをよく見せます。ですから、現在の暗号資産市場全体が上昇傾向にあることで多くの個人投資家が積極的に投資し、それが価格の上昇を促して、ますます個人投資家の積極的な投資を助長する…という循環が生まれているのではないか、との意見があるのです。

一方で、ファンドの参入が価格を押し上げているとの見解もあります。機関投資家の間で暗号資産に着目する動きが見られ、彼らの暗号資産に対する意欲が増しているというのです。

長いスパンで投資を行う機関投資家は、投入する資金が非常に大きいがゆえに、積極的に動いたときの市場への影響も大きくなります。年初以来の個人投資家の積極的な動きがもたらした暗号資産市場の活性化に機関投資家が「乗る」ことで、ますます上昇傾向に加速をつけている可能性があるのです。

今後の動向に注意

ビットコインは、3月に最高値を記録した後に一時期価格が下落しました。上昇傾向にある中で利益を確定するために、売りに走った投資家が多数出たからと考えられています。また、4月下旬頃にはビットコインの半減期が来るのではとの見方もあります。今後も上昇傾向が続く可能性の高い一方で、状況によって価格が乱高下する可能性も示唆されており、注意が必要です。

暗号資産に関しては「乗り遅れの恐怖(FORM:Fear of missin out)」の心理が働きやすいとも言われており、上昇傾向に乗り遅れまいと無理に身の丈を超えた取引に手を出してしまうと、とんでもない失敗に見舞われるリスクもあります。現在の暗号資産市場に関してはこの点にも十分に注意した上で、無理のない範囲内で取引を行うことが重要になってくるでしょう。

各国の財政状況とのリンクにも気をつけたい

さらに暗号資産の価格を押し上げる要因として、近年話題になっているのがアメリカの財政状況の悪化です。以前から問題しされているアメリカの債務の増加が、ビットコインをはじめとした暗号資産市場に影響を及ぼしているというのです。

どうしてそのようなことが起こるのかというと、債務が増加することで、まずその国の財政状態が疑問視されるようになります。そうなると、投資家たちはリスクを避けるために安全性・安定性の高い商品に手を出すようになります。

金(ゴールド)などはこうしたときによく投資対象になることで知られ、世界市場が不安定になるたびに価格が上昇傾向を見せると言われています。それと似たような状況が暗号資産にも起こっているのです。

簡単に言えば、インフレによる資産の価値の下落や通貨の不安定化がもたらすリスクを避けるために、国家の財政状況の影響を受けにくい暗号資産に投資資金を回す動きが高まっていくわけです。アメリカの財政状況が悪化すれば当然のことながら米ドルの価値も動揺し、下落するなどの影響を受けます。そうなると投資家たちの間で通貨への購買力が低下し、その購買力が特定の国家の影響を受けにくい暗号資産へと向けられるというわけです。

2024年4月現在、金融市場はもちろんのこと、国際情勢も非常に不安定な状況にあります。アメリカを筆頭に国際紛争への関与のために資金を投入する動きも高まっていますし、ここ日本ではすでに長い間円高が進んでおり、これが長期化するのではないか、との声も高まっています。株価に関しても、急激な上昇が見られたかと思うと一転して急下落する乱高下の状況も見られています。こうした世界各国の財政状況や国際情勢を見ても暗号資産への投資欲は今後もまだまだ高いレベルで推移することが予想できるのです。 もともと暗号資産は投機的な面が強く、そのリスクが大きな問題として指摘されていました。しかし不安定になっている国際情勢においてはかえってリスクヘッジの手段として適している面が注目を集めるようになっているのです。いささか皮肉なことでもありますが、これも今後の暗号資産の市場状況を占ううえで非常に重要なポイントとなってくるでしょう。このリスクヘッジのために暗号資産に流れてくるお金がどれだけ影響を及ぼすのか、今後も注視したいところです。

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Nowaku(ノワク)
監修者
某ネット証券にて株式投資を始めて以来、日本株を中心に資産を運用中。2020年からは仮想通貨にも投資対象を拡大し、現在は『Cyport|サイポート』の運営代表者としてWebメディア事業に携わっています。主な投資対象は、日本株、仮想通貨、海外ETF、FX。
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